昨年の7月頃に、3年に1回行われる瀬戸内芸術祭というアートの祭典を見に行くため、妻と一緒に2泊3日の旅行をしました。行先は香川県の高松から各島を巡るコースで、まずは羽田空港まで電車で行き、羽田からは香川県の高松空港まで飛行機での移動でした。空港からはバスでフェリー乗り場へ、そこからは小豆島や女木島などに船を使って移動、小豆島は大きい島のためレンタカーを使っての移動でした。

妻と最近エントランスの日帰り旅行へ行ったのですが、子供たちもひとりで何でもできるようになったので何十年ぶりかに夫婦だけででかけたのですが、なんだかんだとやはり相手が妻だと楽だったこともあり、子供たちも「どんどんいろんなところへ旅行へ行ってくれば」と言ってくれたので、妻の行きたいところで、もう一度見に行きたい場所ということでこの旅行をすることになりました。

 

家を早く出発し、昼過ぎには高松から小豆島へ着くようにスケジュールを敢行したので、島についたときはかなりの空腹状態でした。そんな中で、事前に行くのを決めていた讃岐うどん屋さんで食べた肉うどんは絶品でした。本場の食感と出汁の味が絶妙で、とても美味しかったです。現地特有のものだと思いますが、備え付けの出汁醤油がこれまたいい味を出していました。このうどん屋さんは今でも忘れられない味です。

一日を使って小豆島をレンタカーで巡り、アートや建築物などを見物しました。廃屋や自然を利用した作品もあり、アートに興味がなかった私でも感慨深いものがありました。写真一つ一つが思い出として残っており、この作品はどういう意味や表現だったのかな、と振り返るのも今では楽しいです。

今回の旅行では主に小豆島をじっくり回るコースだったのですが、行った場所の中で二十四の瞳映画村という場所は子供の頃に母と行った場所でもあり、今回の旅行でまた訪れることが出来ました。学校や教室などロケに使われたものが昔とほとんど変わってなく、子供の頃の記憶が想起されてしみじみとしました。大人になってから回ってみると、いろんな発見や楽しみ方ができ、また来ることができて大変良かったです。

八日目の蝉という映画のギャラリーがあり、ここで私はこの映画を知ったのですが、気になって帰宅後にすぐ鑑賞してしまいました。旅行がきっかけでいい作品との出会いとなりました。小豆島のアートを回っている途中で、小料理屋さんの看板猫に会いました。とても人懐こく、一人一人に挨拶しているようでした。猫好きな妻は夢中になってしまい、時間をややロスしてしまいましたが、旅の途中で癒される出会いでありました。

旅行中、行く予定ではなかった醤油工場に寄り道しましたが、いろんな種類の醤油やオリジナルの煎餅などがあり、思わず沢山のお土産を買ってしまいました。どれも大変良いものだったので、寄り道して大正解でした。

小豆島を一日かけて回るため、島のレンタカー屋さんで車を借りたのですが、申し込みが少し遅かったためか旧式のプリウスを借りることになってしまいました。案の定、運転が結構しづらく、エアコンも不調だったので夏場の中での移動は辛いものがありました。また途中、妻が車酔いしてしまい、ドラッグストアに薬を買いに行く羽目にもなってしまいました。ここは余計な出費だったかなと思います。

島のあちこちに点在しているアートを見物していく中、途中蜂に襲われました。おそらくスズメバチだと思いますが、アートの建築物付近にブンブン飛んでおり、気づけばこちらに向かって来ていました。蜂が苦手な私と妻はそこのアートを見ることなく一目散に逃げました。周りのお客さんたちも危ない目にあっておりました。あのときはただただ恐怖でした。

天気は旅行中とても良かったのですが、最終日に急変し、ゲリラ豪雨にあいました。傘を持って来るのを忘れてしまったため、途中雨宿りする羽目になり、その時間はロスとなってしまいました。結構全身濡れてしまったので折り畳み傘やカッパを持って来ていれば良かったです。

東京観光を母親、彼女と三人で一緒に行きました。自宅最寄りの駅から電車一本で行ける距離なのでJRを利用しました。行き先は渋谷、原宿、浅草とまわり、途中途中気になる観光地へ寄り、最後は新宿に泊まり、帰りにアメ横でお買い物ってルートでした。暑い時期、人の多い時期はお互いに苦手なので冬休み前の11時月の終わりくらいに行きました。目的は東京を楽しむって事がメインで、ファッションやグルメ、テレビで良く見るお店や施設を中心に回りました。

 

最初は渋谷に降り立ちました。そこから109をさらっとまわり、香水の香りにやられつつハチ公やバスケストリートを歩いた後にキャットストリートを抜けて原宿まで行きました。思ったよりも渋谷が小さいなぁって印象をお互いに持ちました。原宿では若者が食べるグルメを楽しみたいというのでポップコーンを食べ歩き、クッキータイムでシェイクを彼女と母と飲みました。自分は見ているだけでもお腹いっぱいな甘味でしたが、美味しそうに食べていました。

道中にはラフォーレや裏腹を歩き購入した洋服等々をコンビニで郵送したりしつつ、赤坂の方まで歩きました。そこからは六本木の東京ミッドタウンを観光し、お腹も空いてきたのでランチにうかい亭で食べました。結構値段は高めでしたがさすがに美味しかったです。ワインに関してはボトルでも一万程度なので比較的良心価格でした。

雰囲気に飲まれてあまり味わえなかったのですが、都会で食事をしている感じがして嬉しいと母は喜んでいました。その後は浅草にて雷門とスカイツリーを観光して新宿のホテルに泊まり、翌朝彼女は仕事へ行き、自分と母はアメ横でお買い物をして帰りました。

彼女と母親が仲良くなるってのも旅行のメインの一つだったので、そこが成功して嬉しかったです。年齢に差があるので心配でしたが打ち解けてくれました。二人とも食事が好きなのでデパ地下や道中にも沢山買い食いをしていたのが微笑ましかったです。スカイツリーは自分も初めて昇りましたが、東京タワーに比べて昇った感が無かったのは残念です。ただ上階から望いた都会の風景にはやはり圧倒されました。

自分達もいつかは東京に住んでみたいなって憧れも多少沸きつつ、けれども降りる頃には三人で地元が一番だねって現実に戻っていたのが笑えました。うかい亭での食事は美味しかったです。コースは余り経験がなかったのですが彩りも美しく、食べても美味しく最高でした。値段は結構しましたがそれだけの価値はあると思います。自分は料理関連の仕事をしているので盛り付けの参考にもなりました。アメ横での買い物は二人してヘトヘトだった中、人混みだったので少し喧嘩っぽくなりましたがお土産で購入した蟹が美味しかったので良かったです。

新宿の駅で迷うというテンプレなトラブルが起きたときは焦りました。彼女と母とが買い物をしている時にトイレに立ち寄り、戻ってみたら元の場所に戻れず、連絡を取りながら今の合流するまでに10分程度うろうろしていました。そのほかには食い歩きをし過ぎた為に母と彼女が二人揃ってお腹を壊してしまい、ホテルのトイレが渋滞だったのが大変でした。多分乳製品にやられたのだと思います。

新宿のホテルはワシントンホテルだったのですが仕事で泊まるビジネスホテルに比べて装飾や部屋が豪華だったのは良かったです。ファミリールームだったのですがゆっくりくつろげました。朝食がバイキング形式だったのですが前日にお腹を壊していた母と彼女が競い合う様に食べていたので出発前までトイレで慌ただしい事になったのには呆れましたが、美味しそうにしていたので良かったです。帰りの電車で「久しぶりに楽しかった、ありがとね」と一言言われた時は連れてきて良かったなと思いました。母と旅行は子供の頃依頼だったので良い思い出になりました。

年末年始の思い出旅行として、当時の彼氏(現在の夫)と奈良へ行きました。日程は12/31?1/2の2泊3日で、静岡県から自家用車で行きました。京都の混雑具合は知っていましたが、奈良についてはわからなかったので、経験として奈良に行くことを決めました。より旅行を楽しむために目的地や宿泊施設を決めていません。

車中で行き先や情報収拾をし、仮眠のできる銭湯でお笑い芸人がカウントダウンライブを行うと知ったのでその銭湯に行きました。翌日は奈良公園を満喫しました。仮眠した銭湯では併設されていた食事処でお酒とおつまみを楽しみました。奈良ならではのものを食べたいと思いましたが、メニュー自体はよくある居酒屋のおつまみしかなかったと思います。

元旦は奈良公園へ行き、春日大社や鹿に餌やりをしました。小さなカフェが多々あったので、ゆっくりできそうないい感じのお店を見つけては入って軽食を楽しみました。ここでも特別なメニューはなく、パスタやサンドウィッチ、おしるこを食べました。夜は何軒か居酒屋を飲み歩きました。美味しく酔えたのですが、奈良ならではのものは正直なかったような気がします。

ただ、奈良漬は強烈な味だったのでよく覚えています。日本酒を超える匂いと味でした。そのまま食べるのは少し塩辛いので、お茶漬けに入れて食べたら美味しいだろうと想像できました。奈良漬け以外はこれと言って印象に残るご当地グルメは見当たらなかったので、奈良にはあまり無いのかなと思いました。

目的地を決めず行き当たりばったりの旅行だった為、そのこと自体楽しむことができました。年末年始で神社などは混んでいると思いましたが、朝一で行くと駐車場もすぐに停めることができ、全体的にスムーズに物事を進めることができました。銭湯でのお笑いライブはとても楽しかったです。

出演者はマイナーな方が多かったのでどんな笑いなのかと思っていましたが、どのコンビも面白く、たくさん笑い、さすがお笑い芸人だなと感心しました。笑いに包まれていた空間で多くの人と一緒にカウントダウンをし元旦を迎えることができ、良い一年を過ごせるなという気持ちにさせてくれました。とにかく笑う門には福来る、で笑顔を絶やさず今年も一年がんばるぞ、と思えました。

宿泊施設は取っていなかったのですが、車中で必要なだけ仮眠し、すぐに奈良観光に出発できたので最大限に奈良を満喫できた気がします。奈良公園では初めて鹿の喧嘩を見ることができました。ツノとツノがぶつかり合う音はなかなかの迫力がありました。年始早々良い光景を楽しむことができました。

混み具合が一番の心配だったのですが、思ったよりも観光地に中国人が多く団体でいるので少し怖かったです。突然止まって写真を撮り出したりそれぞれのグループが大声で話すのは気になりました。良い意味でマイペースなお国柄で、いつも周りのことばかり気にしている日本人としてはうらやましいほどです。

年末年始とあって、お休みしているお店も多くあります。観光地だとやっているところは多いのですが、私たちのようにマイナーな場所にも行きたいと思っている人は年末年始は避けたほうがいいと思います。

失敗したなと思うことは、ふと車を停めた市営駐車場の料金が高かったことです。年末年始は金額を上げているところがあることはわかっていたのでなるべく駐車場がある場所へ行っていたのですが、商店街や街散歩する際にはどうしてもどこか駐車場を使わなければなりません。車で旅行に行くときは時期を見て、駐車場についてもちゃんと頭に置いておくといいと思いました。結果として、その場で調べて行きたいと思った場所には全部行くことができ、渋滞によるストレスもなく帰って来られたことは予想以上に嬉しかったです。

二年前の11月に出雲大社に旅行に夫婦二人で出かけました。移動手段は飛行機と電車とバスです。混むのを避けたかったので、神在月の行事の日の直前に行きました。本当は神在月の行事のある日に行きたかったのですが、ホテル代がとても高く混雑しているとゆっくり見ることができないので直前の日にちを選びました。季節は秋で、出雲大社の参拝はもちろん、近くにある有名な神社をガイドブックを見ながら参拝しました。

あらかじめ、行く神社をリストアップして行ったのですが、電車とバスと歩きのみで行ったため、駅から遠いところにある神社に行くときは、一時間近く歩いたりして疲れました。距離感があまり分からなかったので、今度行くときはレンタカーを利用しようと思いました。電車やバスも都会ほど頻繁には来ないので待ち時間がとても多くなってしまいました。

ホテルから出雲日御碕灯台を巡るツアーが用意されていたので、それに参加しました。残念ながら雨と風が強くて夕焼けは見られませんでしたが、行く最中のバスの中でガイドさんが丁寧に説明をされていて、退屈しませんでした。逆に夕日と雨柱が海の上にあるのを見られたりして、ガイドさんはこんな風景は珍しいですと言っていて、印象に残りました。

ただ、風が強くて雨が降っていたため、体感的にすごく寒くて辛かったです。日御碕神社にも参拝しました。バスで短時間のツアーだったため、食事はありませんでした。灯台は白くてごついなあと思った印象です。開館時間が過ぎていたせいか、灯台には登ることができませんでした。でも灯台の下から見た景色も鳥が鳴いていたり、海の風景がとても素敵でした。

旅行で面白かったことは、出雲大社から歩いて三分の場所にあるホテルに泊まれたので、出雲大社を朝6時に参拝できたことです。あと、朝の早い時間帯に稲佐の浜に行けました。人がいなくてほぼ独占でした。ただ早起きに慣れていなくて、30分くらい歩いて行ったのでへとへとになりました。稲佐の浜に着いたときはもう夜が明けて明るくなっていました。

誰もいなくて、わーい独占だーと喜んでいたら、帰り際に一組のカップルが来たために独占ではなくなりました。でもそれまでの時間は写真を撮りまくったり、夫婦二人でお参りしたりして堪能していました。とにかく風景がとてもきれいで、心が洗われる感じがしました。ただ、やはり歩くのが結構距離があったため、レンタカーがあればよかったと思いました。

他にも有名な須佐神社に行ったのですが、そこも最寄りの駅からバスで行き、そこから歩いて40分以上かかったのでとても疲れました。もう若くないなあと自分の体力のなさを実感しました。夫婦でがんばれ、がんばれ、と言いながら歩いたのは後で考えてちょっと可笑しいです。

旅行中とても怖かったことは、飛行機に乗ることです。もともと飛行機が苦手だったのですが、久しぶりに乗って、やっぱり苦手でとても怖く感じました。小学生の時に日航機墜落事故を生のニュースで見ていたからかもしれませんが、今度行くことがあったら時間がかかっても新幹線にしたいと思いました。

あと出雲大社に最初に行ったとき、人生で初めて位の天気雨に遭遇しました。晴れているのに風が強くて雨が降っていました。神社参拝するときに天気雨になると、神様に歓迎されている証だと聞いていたので、とても感激しながら出雲大社の中を参拝しました。ところどころにいるうさぎのモニュメントがとてもかわいくて写真を撮りまくりました。

ただ、すごい天気雨で、傘がさしづらくて、少し濡れてしまいまいした。なので、傘のほかにカッパも持ってこればよかったと思いました。少し荷物になりますが、ぬれて体が冷える
とトイレも近くなるし、旅行を堪能できなくなるのでカッパは旅行に必須だと思いました。

新型コロナウイルスの影響が出る少し前の1月に、母親とともに台湾に行きました。台湾への移動手段は飛行機、現地では主にタクシーと地下鉄を利用して観光をしました。行動範囲は台北市内です。台湾旅行の主な目的は美味しい物を安く食べることと、寺院参拝やパワースポットに訪れることです。今まではツアーに参加して、知らない方と一緒に周る旅行をしていましたが、今回は母親と二人きりで完全自分たちで自由旅行の形で旅をしました。

オプショナルツアーは全く使わず、自分たちですべてオーダーメイドで旅行をしました。旅の計画は観光マップや旅行本を隅から隅まで調べて、自分たちで行きたいところを組み合わせる形にしました。一日目は食事を堪能する旅です。台北市内の鼎泰豊で飲茶や副菜などを食べ、アイスモンスターでマンゴーとミルクティー味でタピオカが盛り付けられたかき氷を食べました。

二日目は龍山寺、行天宮などのお寺巡りをして台湾式のおみくじをひいたり、仕事や恋愛の成功をお祈りするお経を唱えてもらいました。また迪化街ではショッピングを楽しみました。センスの良いデザイナーさんが作ったアクセサリーや陶器などが売られていて、私も若いアクセサリーデザイナーが作ったバングルを購入しました。歩き疲れた夕方は格安で足のマッサージを受け、一日の疲れを吹き飛ばすような爽快な施術を受けました。

三日目は、九分と十分を訪れました。あいにくの転機でしたが、タクシーの運転手さんがとても親切で英語や日本語を交えて一生懸命案内をしてくれました。九分では美味しいお茶やお菓子をカフェでいただくことができて、つかの間の癒しを得ることができました。台北の中心街と九分、十分ではだいぶ気候や街の感じ、働いている人の感じも違います。その違いを感じながら旅が出来たのがとても面白かったです。日本や外国もこのあたりは同じなのだなと思いました。

 

やはり台北の中心街で働いている人や歩いている人は都会的でとてもおしゃれな格好をしている人が多いです。そして英語や日本語など外国語がわかる方が多かったです。また中心街は、日本と比べても建物や設備がハイテクな感じがしました。10年前ほどに台湾を訪れたことがありますが、それよりも急速に進化していることを感じました。

ホテルも諸外国のリゾート地に引けをとらないくらい高級なところもあり、昔の純朴な台湾を思い出せないほど洗練された感じがしました。九分や十分など田舎に行くと、とても素朴で可愛らしい人柄の人が多いです。街の様子もかなりワイルドな自然に囲まれていますが、手つかずの自然の中で飾らない人と接しているととても落ち着きました。そういった比較をする旅のしかたも楽しかったです。

この時期はコロナウイルスの猛威が振るう前のことでした。ですが連日ニュースでも新型ウイルスのことが騒がれており、少し台湾の方に嫌がられるのではと躊躇していました。でも街にいる人たちは私たちを差別的に見ることは全くなく、道に迷った私たちを見ると率先して助けてくれました。言葉が通じなくても翻訳アプリを使って会話してくれたり、自分たちが行けるところまで道案内をしてくれたり、とても温かい親切心に心を打たれました。

日本では困っている外国人を見ても多くの人はあまり自分から声をかけないと思います。でも台湾の方たちはとても友好的に接してくれました。オリンピックを迎える日本も、こういう親切心や困っている人たちに寄り添う部分は見習うべきなのかなと思います。また日本人よりもだいぶ英語力があると思います。私は10年前ほどにも台湾を訪れたことがありますが、若い世代がだいぶ英語を使えるようになっていることを感じました。

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